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2019年、あけましておめでとうございます

年頭所感(平成31年)

 

 明けましておめでとうございます。皆様におかれましてはつつがなく新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中、当協議会に賜りましたご指導、ご鞭撻に対しましてまずもって厚く御礼申し上げますとともに、本年もよろしくお願い申し上げます。

 

 顧みますと、客年は内外とも様々な事案、事象が生起し、大きく揺れ動いた一年でした。当業界の関連ではギャンブル対策基本法、IR実施法の成立や、健康増進法の改正、働き方改革関連法の改正など関連の深い法律の成立・改正が相次ぎました。改正遊技機規則の施行により新たな規則に基づく遊技機の開発・流通がはじまり、今後の営業を見据えた各企業の取り組みが本格的に始動しました。また前年に引き続き業界を挙げて依存対策を推進する中、パチンコ・パチスロアドバイザーの配備や自己申告・家族申告プログラムの導入、運用といった各種施策を着々と推進した年でもありました。

 

 いまや多様な働き方を許容する社会への転換が求められている一方、AIやIOT技術の発達は仕事や暮らしのスタイル、意識を大きく変貌させ、個人の可処分時間を拡大し、余暇需要の一層の広がりを予感させます。こうした趨勢は当業界にとってこれぞチャンスといえる要素も少なくありません。厳しい状況を受け身だけではなく、前向きにとらえてチャレンジするということが大事だろうと思います。

 

 当協議会はこれまで余暇産業の活性化、適正化等を目標に活動してまいりましたが、遊技業界のおかれた厳しい環境変化に抗して業界の発展のため微力ながら各団体と一致結束してさらに精進してまいる所存であります。重ねて倍旧のご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

 

一般社団法人 余暇環境整備推進協議会代表理事・会長 笠井聰夫