開催日：令和5年1月31日

会　場：オンライン

　1月31日、一般社団法人余暇環境整備推進協議会（余暇進／佐藤正夫代表理事・会長）は、令和5年1月度の理事会・部会を開催した。理事会は会議室とオンラインの併催、部会はコロナウイルス感染症の流行を勘案してオンラインのみでの開催となった。

　今回の部会は昨秋のスマスロ登場から直近の正月営業まで、ホール営業の近況と今後の見通しを学ぶべく、ダイコク電機株式会社から片瀬宏之DK－SIS室長を講師に招き、遊技客の動向等に関する講演を聴講した。

　また新年最初の部会開催に先立ち佐藤会長から挨拶が行われた。佐藤会長は先般警察庁が発出した広告宣伝に関する通達について「適切な広告宣伝活動を通じた業界のイメージアップと集客につながることを期待する」と述べたほか「スマスロ登場によりパチスロが注目を集めており、スマパチの導入も控えている。これら変化の機微を上手にとらえ、市場が活性化することを望みたい」と話があった。

講演：DK－SISデータから見る2023年
講師：ダイコク電機株式会社 DK-SIS室長 片瀬宏之氏

　片瀬氏からダイコク電機のパチンコホール向け会員制情報提供サービス「DK-SIS」に基づく最新の営業状況等に関する講演が行われた。講演では2023年の年末年始商戦の状況をパチンコ・パチスロ別、貸玉料金別に示し紹介するとともに、同様の項目で月間の業績成績についても紹介。前年との比較も表した上でパチスロ業績の伸長に対し、好業績を続けていたパチンコは遊技時間粗利が過去最高を記録し、今後業績凋落となる兆しがビッグデータに現れているという事を示唆した。

　その詳細について各種情報や視点の角度を変えた考察からパチンコ運用の状況を解説しつつ、課題と言えるポイントを説明した。一方、パチスロについても6.5号機とスマスロ運用の状況について、全体の導入状況の紹介から設置台数比率の違いに対する業績変化を示しながら、パチスロの運用については既設で旧レギュレーションとなった6.0号機～6.4号機との上手な入替えを心がけて欲しいとアドバイスがあった。

　この他、パチスロの機種別評価を考察する上で重要なポイントを同社製品「Market-SIS」、「Xai-FACE」による分析情報も交えて紹介した。片瀬氏は「勢いのあるパチスロは6.5号機とスマスロのシェア増加、パチンコはアウトを落とさない戦略の実行（よりシビアな機種選定、機種を選んでの遊技時間粗利の改善など）が業績に大きく影響する流れにある。と本講演内容をまとめた。

同日開催、余暇進1月理事会