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1月度部会を開催しました
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- 2018.02.2
開催日:平成30年1月30日(火)
会 場:AP新橋虎ノ門貸会議室(東京都港区)
来場者:127名
一般社団法人余暇環境整備推進協議会(余暇進/笠井聰夫代表理事・会長)は、東京都千代田区のAP新橋虎ノ門貸会議室において、第167回理事会ならびに平成30年1月度部会を開催した。
この日の理事会では、新規入会会員の承認を諮ったほか、政府のギャンブル等依存症対策推進関係閣僚会議幹事会が示した家族申告によるアクセス制限を求める申合せの内容等について確認した。国会におけるIR実施法案の動向が取り沙汰される中、政治が遊技業界に及ぼす影響が強まっている点などを協議した。
理事会終了後、別室において1月度部会を開いた。今回の部会では、会員企業のダイコク電機株式会社から片瀬宏之DK-SIS室長を講師に招き「DK-SISデータから見える2018年の方向性と取るべき戦略!」と題した講演を行った。片瀬室長からは、改正遊技機規則に基づき開発されるぱちんこ遊技機、回胴式遊技機の特徴や、同社の会員制情報サービス「DK-SIS」に集められた営業データを引用しつつ、今後の営業戦略の組み立てに関するアドバイスがあった。
部会の開会に先立ち、新年の挨拶をかねて当協議会の笠井会長から次の話があった。
笠井聰夫会長
「明けましておめでとうございます。本年を実りある年とするべく、皆様の努力なくして成功なしであるが、その一助となるべく今年も本部会を開催してまいりたい。多難な時期を迎えているが、この壁を乗り越えるためには体力・気力はもちろんのこと、人との出会いを大切にし、そして日々の努力・精進が大切である。厳しい状況となることが予想されるが、是非とも希望の持てる一年にしていただきたい」
講演 DK-SISデータから見える2018年の方向性と取るべき戦略!
講師:ダイコク電機株式会社 DK-SIS室長 片瀬宏之氏
講演の冒頭で片瀬室長は「業界は先行き不透明で、ホール経営者をはじめ、すべての従業員が不安視している中にある。ひとつ言えることは、企業は明確な方針を立て、社員にその方針が浸透せずして業績の向上はない」、「経営者の迷いは多いだろうが、重視すべき点が稼働なのか。売上なのか、利益なのか、方針を決めずして過ごしてしまっては、今年一年を終えて、やっぱり今年も遊技業界は悪かった、という感想で終えてしまう。まずは様々な情報を把握して、こうしよう、という目的を決めること。それを社員に伝えて欲しい」と語った。
講演では、はじめに本年2月1日から施行される改正遊技機規則に基づく遊技機の仕様について、現行機と比べてどの程度、出玉性能が抑制されることになったのか解説があった。また改正規則による新機能として、ぱちんこ遊技機に設定を設ける事が出来るようになる点にも言及し、先々登場して来るであろう設定搭載機を選定する際のポイントを伝えた。
遊技機市場から旧規則機から新規則機へ移行していく中、2018年中のホールが取るべき営業戦略ついては「稼働の回復」を主眼に、ぱちんこ遊技機、回胴式遊技機ともにタイプシェアの見直しと、遊技機の活用が重要になると話した。
遊技機の購買に関しては、旧規則機の認定・検定有効期間をしっかり確認し、何時まで使用可能であるのかスケジュール化を図ること、その上で計画的な入替を進め、営業計画を組み立てていくよう、具体的な試算を示しながらアドバイスがあった。
講演のまとめに際して片瀬室長は「パチンコもパチスロもいち早く情報を収集し、扱い方の方針を見極めて、どのように活用することが稼働につながっていくのか、動いていくことが大切。動かずして何もしないのでは業績の回復は期待できない。私どもは皆様の業績が上がるような施策・提案を考えてまいりたい。是非一緒にがんばっていきましょう」と述べ、営業施策においてはスピーディーな決断と実行が求められると語った。