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2024年 年頭のご挨拶

年頭所感(令和6年)

 

 謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。皆様には恙なく新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中に当協議会に賜りましたご指導やご鞭撻に厚く御礼申し上げますとともに、本年もよろしくお願い申し上げます。

 

 コロナ禍もようやく脱した感がうかがえる状況になりました。全世界で起きた経済活動の進展は急速な資源需要を拡大させています。またロシアによるウクライナ侵攻を背景としたエネルギーや原材料などあらゆる資源コストが高騰するとともに、円安の進行による輸入コストの増大が様々な商品・サービス価格の上昇につながり、所得に比して物価高となっている昨今、国民生活は苦しくなっています。

 遊技業界にあっては一昨年11月のスマート遊技機の導入以降、新たな来店の動機付けを創出することに成功しました。レジャー白書2023によると令和4年(2022年)の遊技参加人口は770万人で前年比50万人増とその成果が見え始めています。一方、全国の遊技場数と設置遊技機台数は減少を続けており、産業規模の縮小のスパイラルから抜け出せていない状況であります。遊技業界は物価高を遊技料金に転嫁できないことに加え、前述のスマート遊技機の導入コストもかさむことから、ホール営業においてはなお難しい舵取りを強いられていると聞いています。

 

 こうした中、当協議会としましては「業界の環境を整備し業法の制定を図る」を指針として様々なアプローチを通じて健全な遊技環境の整備に取り組むとともに、関係団体とも連携しながら業界の未来を見据えた活動に鋭意精進して参る所存です。重ねて倍旧のご指導、ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

 

一般社団法人余暇環境整備推進協議会 代表理事・会長 佐藤正夫